ひびはんせい

3人の子のカーチャン。みんな違ってみんなcrazy

娘に「ママだいっきらい!」って言われた話

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昨日、わたし、普通の女の子に戻ります。 - ひびはんせいでも宣言したとおり、昨日からわたしは普通の女の子(?)に戻ったわけだけど、その宣言をしたら娘に「ママだいっきらい!」って言われた。

急にわたしが「普通の女の子に戻る、君は君の普通を探せ」宣言をしたのもあると思うし、たぶんその日娘が疲れてたのもあるだろうし、今まで色々溜まってた鬱憤もあると思う。

今まで嫌なことや気に入らないことがあると殻に閉じこもり、黙ってた彼女が

「わたしだってほんとはずっと我慢してるんだよ!」

「ママの鬱が悪化しちゃうかもしれないから、怒らせたらダメだと思ってずっと我慢してた!」

「弟達はわたしのことを叩いたりする!」

「ママは絶対わたしが大きくなったら出ていけって言うに決まってる!!!」

そう泣き叫んで自分の気持ちを吐き出しまくってくれた。他にもたくさん言われた。

 

彼女が気を使ってくれていたのはわかっていた。

不登校になって一緒にいるようになってから、かなり態度が柔和になりわたしに対する態度が優しすぎるなーというのも気づいていた。

なんでなのか理由は全然検討もつかなくて、だけど今回その理由がやっとわかった。 

彼女はわたしがこわいのだ。

 

 

怒涛のワンオペ育児時代

彼女がまだほんの赤ちゃんの頃から、わたしの家庭は所謂「ワンオペ育児」というものをしていた。

夫の帰りは早くて22時、遅いと日が変わらないと帰ってこない、みたいな時期もあった。

初めての育児で不安の中(ちょうど2011年4月に娘を産んでるので東日本大震災の影響もあり、わたしは少し不安定だった。実家は福島で、そこから九州まで避難して出産した経緯もある)、頼れる親戚も友人も誰もいない中、わたしは必死に子育てしていた。

今となっては彼女が育てづらい子だった(寝ない、わたし以外に興味を向けない、おっぱいへの執着)っていうのはわかるんだけど、当時はそれに気づかず赤ちゃんなんてこんなもんなのかなーと思いながら育てていて、それでもあまりの寝なさとおっぱいの執着にわたしはずっと寝不足で、そして疲れていた。

その異常なわたしへの執着と寝なさは2歳半くらいまで続き、娘が1歳になったタイミングでわたしも正社員として復職したけど、結局夜間授乳による寝不足と疲れが原因で自律神経系が狂ってしまい、頭痛薬で治らない謎の頭痛と目眩で仕事をすることが不可能になってしまい、1度仕事を辞めた。

 

その後パートを始めてみたり子供が増えたり、なんやかんやありながらもらほぼひとりで3人を育てていた。

ハッキリ言ってひとりで3人は無理。というか、3人目妊娠時に仕事をしながら2人の世話をひとりでするのも完全に無理だった。特にお風呂がつらかった。お腹が大きくなってるのにふたりを入れて洗って、さらにケンカするふたりを止めて。血圧ぶち上がって死ぬかと思った。

さらに遡ると、妊娠してなくても小さい子をひとりで2人見るのも無理だし、1人目の子供をひとりでみるのも無理。なにしろ子育てに慣れてないからね。

 

世の男の人たちはオンナは「母性があればなんでも出来る!」みたいなアントニオ猪木みたいなこと思ってらっしゃるかもしれないけど、言っとくけどわたしら女も普通の人間であって、子供を産んだ途端にいきなり母性あふれるアントニオになるわけじゃないからね!

やっぱり経験を積んで、慣れて、そして母になっていくのですよ。

その過程は男も女も関係ないと思ってる。

母乳が出る分女が有利?うるせえ知るか!粉ミルクと液体ミルクあるだろ!使え!!!!

母性があるから子供のうんこが臭くない?うるせえ、母性であろうがなかろうがくせえものはくせえ!慣れろ!!!!こっちは慣れただけだ!!!!!

これが、子供3人産んで育てて得た結論。だから世のパパたち、育児を一緒にしてくれ。そして、もし育児をお母さんだけに任せてしまっているなら、母親を休ませるんだ。

 

話が少しそれてしまったが、そんな環境で子育てしてたら何かしらの歪みは出てくるよね。

特にわたしの場合、虐待を受けていた時期があったので、子供が泣き叫んだり言うことを聞かない時のお手本というのが自分の父母しかない状態で、どうしていいかわからずにパニックになり娘に手を上げてしまったり、怒鳴り散らしたり、本当にひどい状態だったと思う。そしてそれをやられた事がとても嫌だったのはハッキリと覚えていたので、やってしまった自分に自己嫌悪を覚えてわたしまで泣いてしまったり。

その度に夫には

「もう限界、助けて欲しい、このままだと娘を虐待してしまうかもしれない」

「このままだと絶対将来わたしと娘の関係が悪くなる、助けて欲しい」

「何時に帰ってくる?連絡が欲しい」

と頻繁に連絡をしたが、健全に育ってきた夫にはあまりわたしの気持ちは届かず、あまり連絡してくれない、帰ってこない(仕事が忙しいのはもちろん理解してたよ。でもその上でも頼れるのが彼しかいなかった。)ということが続き、わたしは本当にひとり、路頭に迷っていた。

そして結局ほぼなんの解決策もないまま今までをすごし、ギリギリの綱渡り生活の中娘が不登校になって、わたしが鬱になって事の重大さにに気づいた夫は仕事を減らしてくれて、そして今に至る。収入はドン下がり確定だけどねww

 

そんなことんなで、娘はわたしが死ぬ思いだった時期にした愚行も覚えており、そしてキレた。

彼女はわたしがだいっきらい!だと叫んだ。

 

 

輪廻は巡る

自分がした事っていつか自分に還ってくると思ってるから、やっぱり他人には優しく、そして自分にも優しく生きていきたいと思ってるんだけど、余裕が無いとそうもいかない時がある。

あの時「余裕が無いから」とやってしまった行為が今娘からかえってきてるし、わたしの母が昔わたしを「立派に育てたいから」としてしまった愚行が今の母にかえっていってしまっている。母に対してはわたしが今かえしていってるところだけどねw

 

なので、やっぱり輪廻は巡るなーと思うと同時に

 

わたしに輪廻かえってくるのはやすぎね???

 

って気持ちも実はある(笑)

まあきっと今はそういう時期なんだろうね。しかたない。

やってしまったことや言ってしまったことは変えられない。それをやった自分の愚かさと娘の「ママだいっきらい!」の言葉を受け止めて、わたしは今日も自分の「普通の生活」を模索して生きていくよ。

娘にも自分の「普通」を見つけて欲しい。何年かけてもいいから。

 

 

ほんと、今までごめん、そしてお互いがんばろうね。娘にはこの言葉を贈りたい。

受け取り拒否されるかもだけどね。

 

 

 

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