カレーの仕事が始まりました。

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「わたし、大きくなったらカレー屋さんになりたいです」

そう職場のドラッグストアのレジで呟いてから早１年、職場の人の

「はるちゃま、カレールウじゃないカレー作れるの？」

の一言でやばい！わたしカレー作れねえ！！カレー屋さんになれないじゃん！！！と思って一念発起。

ネットでレシピを調べてスパイスを買い、カレーの本を読み、カレーをつくり、そしてそれを自分なりにアレンジをし、わたしと友達のカレーユニット「カレーのツバサ」でカレーを出すイベントをやったり、個人的に遊びに来た人にカレーを出したり、まあ色々カレーを作ってついに今日。

カレー屋さんとしての仕事ができたよ！！

わたしのカレーってどんなカレー？

わたしは「薬剤師兼カレー伝導師」である。(他にも整理収納アドバイザー2級(家が片付いてるとは言っていない)とかスポーツファーマシストとか実は簿記の資格(覚えてるとは言ってない)なんかも持ってるよ。)

前の記事でも書いたが、わたしはOTC薬剤師として約10年(間に1年ほど調剤も経験している)地域の人々の健康を支えてきた。ちょっとおおげさかもだけど、そう思ってる。

その中でわたしはセルフメディケーション*1という考え方にとても惹かれ、それを実践、サポートできる薬剤師になりたいと考えていた。

OTC薬剤師の仕事は、薬はもちろん化粧品や日用品、サプリや健康食品、果ては食品の相談に乗れるのが強みだと思う。

その人の生活と健康をトータルに支えていくことができるのだ。めちゃくちゃおもしろい仕事だと思う。

だけど、OTC薬剤師の認知度が低い、何が出来るのかイマイチお客さんに伝わってない(会社自体もOTC薬剤師を一類を売ったり薬を紹介させる要員としか見てない)、パートだとやれる事が少ない、そもそももっとOTC薬剤師に出来ることがあるのでは？とずっと思っていて、やりたい事とやれる事の微妙なズレに微妙に苦しんでいた。

そんな時になんとなく呟いた「カレー屋になりてえなあ」。

その後に色々カレーを作ったり食べてもらったり、そして色々考えた結果

もしかしてカレーとセルフメディケーションってめちゃくちゃ相性良くない？

と気づいたのだ。

わたしの目指すカレーは、個人の体調に合わせてスパイスを配合し、具材を決めたカレーを個人に提供すること。

体調の気になるところにあわせてスパイス×薬膳の考え方(漢方も含む)×薬理学の知識を合わせてその人の問題を解決する手助けができるようなカレーを作りたい！と思うようになった。

そんなこんなでこんな話を色んなところでしまくってたら、知人の知人から「妊婦でも安心して食べられるカレーを作って欲しい」との依頼をもらい、妊婦さんふたりにカレーを作り、提供するに至ったのである。

妊婦さん用カレー

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今回は本当に初めての依頼だったので、とりあえず自宅でカレーを作り、運ぶためにジップロックに厳重にいれ、保冷しまくって直接配達をし、カレーのスパイスや使った野菜の効果効能を直接話すスタイルにしてみた。

今回はキーマカレー(わたしが得意なものなのでこれをベースに色々着色していくのがいいかなーと思った)に、妊婦さんには使いにくいスパイス(子宮に刺激があるもの)は使わず(たとえばスターアニスやシナモンは大事をみて使わなかった)、にんじん大根の根菜を入れ、風邪予防や胃腸の働き、便通をを良くするカレーを目指した。

このような説明を交えてカレーをお届けして、そんで妊婦さんと薬剤師目線や３児の母目線で相談にのったり雑談したりして、たのしかったー、と帰宅。

今回はこんな感じで働いてきた。