小学生の娘が不登校を始めてよかった5つのこと
初めに書いておくけど、これは不登校を推奨する内容のものではありません。娘が学校に行けなくなって10ヶ月あまり、その中で我が家の中で見つけたよかった事をまとめてるだけな事をご了承ください。
また、不登校をしたからと言って誰もがこのような効果が出るとは思えません。ですが、学校に行きたくないと思っている全ての子に不登校することによって得られるものは何かしらあるのかもなーなんて思ってます。前置き長くてすまんね!ではスタート!
1.「すき」「気になる」を見つけることができるようになった
これに関しては昔からそうだったと思うんだけど、学校に行かない事で時間が余ったのでたくさん「すき」や「気になる」を発見できるようになったと思う。
例えば「何かを作るのが好き」とぼんやりしていたことが「料理を作るのが好き」「絵を描くのが好き」とハッキリしてきたり、「動物が好き」が「動物の雑学が好き」「生物のしくみ(体の機能)が気になる」など、ぼんやりとしていた「好き」を掘り下げて行く事ができるようになったと思う。
生物好きはEテレの高校講座の生物なんかも見るようになったのでそれはさらに加速してる気がする。楽しそうでなにより。
2.生きるチカラがついてきた
先述したように、娘は「料理を作るのが好き」ということで、最初は謎の卵料理や謎のパン料理から始まったヤバい料理だったけど、最近は「本を読んでその料理を作る」というところにまで進歩して小麦粉からパンケーキを作る、謎の硬いクッキーを作る、というところまできた。(ちなみにわたしはホットケーキミックスがないとホットケーキは作れないし作らない!)
お料理キットさえ与えれば簡単な夕ご飯も作れる。
また、料理をするとキッチンをめちゃくちゃに汚すわけですが、それを見かねた夫が娘に掃除を教えてくれて、おかげさまでキッチンがピカピカな日が増えた。
住む所を整える、食べ物を作る、は生きていく上で非常に重要なことなのでできるようになってよかったな、と思っている。
3.ポジティブになった
これが1番でかいよなー。やっぱり。
いつも何かしらの不安に晒されてた(ASDの特徴でもあるみたい)娘だけど、(薬の効果もあるかもしれないけど)めっちゃ明るくなった娘はよくしゃべり、よく遊ぶ。
ずっと自分の気持ちを言う事を怖がっていたけれど、不登校をしてわたしやほかの家族との信頼関係を深めていった(修復していった?)結果、前は何も言えなかったのに最近は泣きながらでもきちんと自分の気持ちを伝えてくれるようになった。
これは本当にすごいことだと思う。家を家族を、安心できる場所と認識してくれてるのかなーという気持ちですわ。
4.家族仲が良くなった
娘が不登校直前、まあ家庭内はギスギスピリピリしててみんな居心地が悪かったと思う。
わたしも忙しかったし職場でのストレスもかかってたし、夫の帰りも遅いし。宿題をやらない(できない)娘に対して怒りまくったりもした。
だけど学校に行かなくなったことで、別に宿題で怒る必要もなくなったし、早く学校行け!って言う必要もなくなったし、いや、ちゃんと勉強しなよ!とか食器下げて!って怒ることもあるけど、宿題なんていうよくわかんないシステムで理不尽に怒ることもなくなって、わりと快適生活。
こころなしか娘も弟たちと仲良く遊ぶ過ごす時間が増えた気がする。
色々たまってたストレスがきっとなくなって心に余裕ができたんだろうね。
5.多様な世代のともだちができた
年齢差関係なく友人関係を作るのが好きな娘は、不登校中に色んなところに顔を出して多様な世代の友達が出来た。
これは横割りの学校というシステムじゃ無理だったろうなーと思うから本当にいい事だと思う。
もっと学校も学年ごちゃ混ぜで遊ばせたらいいのに。
実年齢と精神年齢って全然別やで。
とまあ、こんな感じで娘が不登校を始めてからはや10ヶ月弱。
最初はなんでー!?早く学校に行ってくれー!!って感じだったけど、こんな感じでいい事もいっぱいあったよ、って報告。
学校だけが全てじゃないし、学校以外で学べる事もたくさんあるよ。
もちろん、学校でしか経験できないこともたくさんあるから親としては学校にも行けばいいのになーとも思うけどね。
それでも、「学校に行かない」という選択をしたことで10ヶ月でここまで成長して逞しくなった娘はすごいなぁーと親バカながら想うはるちゃまです。
最近、給食を食べに行くだけなら学校に顔を出してもいい、なんて事を言い出した我が娘。
それがどこまで続くかわからないけどわたしは彼女を見守っていきたいと思っているよ。