ひびはんせい

3人の子のカーチャン。みんな違ってみんなcrazy

ハグ、むり

先日、某会から

「子供達に異文化を教えながら遊ぶイベントに出てみないか?スペイン人役として(衣装もあるぞ)」

との申し出を受け、

「スペイン人役ってことは合法的にグラシアス言えるしスペインの民族衣装着れるってことはつまり紅林珠璃*1のコスプレじゃん!!、!やる!!!!!」

と思い二つ返事で引き受けることにして、喜び勇んで会場に向かったら、結局謎の柄の赤い服(上半身のみ)を渡されそれをパーカーの上に着て、下半身は着てきたジーパンのまま、っていうものっそい普段着(わたしは普段から結構謎の柄の服着てる)みたいな感じで「紅林珠璃にはなれなかった…」と落ち込む、というそんなこんなを経て、そんなイベントにスタッフとして紛れ込んできた。

 

ハグをしてくれと言われる

イベントのひとつに、スペイン人のわたしの元に子供たちがやってきてスペイン語で挨拶をして、ハグをするっていう催しがあった。

スペイン人だからね、ハグもするよね。知らないけど。

だけどわたし…

知らない人との身体的接触無理😇

というか、知ってる人でもなるべく触らないし、触られると「オオン😇」ってなってしまう(触ってくる人だと理解出来れば慣れるというか大丈夫になってくる、あとかなり慣れてる人なら平気)し、なのに知らない人、しかもそれなりに恥や異性の違いを理解し始めてる子供たちをむりやりハグするのなんてむりーーー!となってしまって、「ハグをしてね」ってイベントなのにイエー!って言いながらグータッチをする陽気なスペイン人としてオーディエンスを盛り上げてきた(?)。

もちろんハグを求めてきた子にはハグしたけどね。

言われたとおりハグする子は素直な子だ、と感心した。

 

心の扉が開かない

まあわたしの心は開かないなあ、とイベントを通して思った。

全体的にはめちゃくちゃ楽しくて、子供たちに混じって遊ぶのは自分も子供になった気分で遊べてなにこれー、めっちゃたのしー!ってなれた。楽しい事に関しての語彙力のなさは許して欲しい。

 

だけど、ことハグに関してはマジで無理だと思った。

ハグをすれば心が開く、みたいなアレだと思うんだけど、そもそもわたしは他人との距離が遠い方が安心するし、距離を詰めるにしても徐々に、って感じだからいきなりハグでパーソナルスペースに入ってこられるとうえー!やめてくれー!!ってなる。

これはハグじゃなくても人との距離が異様に近い人っているじゃん?そういうのも無理。だけどわたしはそういう人に異様に懐かれる。

そういう人はわたしが嫌がってることに気づかないし、わたしもいやだなーこわいなーと思ってる間に気づいたら「この人はこういう人なんだな」と納得して慣れてしまうから、結果的に友達になっている事も多い。だけどいつも「お前近いな」と思ってる。

そしてハグの話に戻ると、文化的な違いで挨拶的なハグならOKなんだけど、同じ文化のハグなし文化で育ってる子供や大人に挨拶的なアレでハグするのはマジで無理。しかも「ハグで挨拶するように」って誰かから促されてやるやつはほんとごめんなさい、って感じ。

お互い戸惑うじゃん。戸惑われるじゃん。戸惑われたらわたし何も出来ないじゃん。

そうか、わたしは戸惑われる事に戸惑うんだ。

相手の嫌がることを無理やりする、っていうのが無理なんだな。

なるほど。

 

そんなこんなで知らない人とハグをするのを強要されるのはマジで無理だなーと思ったいちにちでした。イベント自体はめちゃくちゃたのしかったです。また機会があれば参加したいとおもいました。

 

 

P.S. 個人的に仲がいいと思ってる人は平気なので、わたしと仲がいいと思ってる人いたらハグしてみてください。たぶん、ビビるけど受け入れます。

 

*1:アイカツ!はいいぞ