ひびはんせい

3人の子のカーチャン。みんな違ってみんなcrazy

不登校児の居場所の手伝いをする事にした

娘が学校に行かなくなってからお世話になっている、都内某不登校児の居場所。

そこで以前子供同士のトラブルがあり、それからスタッフミーティングにお母さん達も参加してください、との連絡があり、わたしはできるだけそこのスタッフミーティングに参加するようにしている。

昨日もそのミーティングで、雨が降ってて寒いしだるいけどやっぱり娘がお世話になっている場所だし、そこのスタッフの方達と色々共有しておいた方がのちのち強いだろうな、と思って参加した。わたし以外の保護者がいなかったのには笑ったけどw

まあスタッフミーティングなので基本的には会計のこと、翌月の行事のことを話す感じで「わたしいらねえな」って感じだったんだけど、途中から子供たち個人の様子とかそういう話になったので、やっぱりわたしはスタッフミーティングに行ってよかった、と感じた。特にわたしも母親なので、そこでの家では見せない娘の様子を事細かに教えてもらえたのはありがたい限りだった。

 

運営として重要な話の後、少し雑談まじりで我が家の状況、小学校の対応、娘の行き場がない話など色々することができて、その際にそこの代表の方が「本当は毎日あけたいんだけどねえ、人手がねえ…」とぽつりと呟いたので、前からその空間には「親の目」が必要だなーと思っていたわたしは(というのも、そこは「自由な空間」すぎてあまりにも行きすぎた事をする子がいたりしたので気になっていた)今だ!と思い

「わたしでもその手伝いってできますか?基本的に娘がここに来てる時暇なので、大したことは出来ませんが何かできることがあればあるならスタッフとして参加したいです」

と申し出た。

答えは快諾。早速来月人の薄いところに行くことになった。

 

実はわたしがそこにもう少し関わりたいと思っていたのにはもうひとつ理由がある。

それは「子供が頼れる大人は多ければ多い方がいい」という自分の考え方によるものだ。

親はいつ死ぬかわからない。虐待等で頼れる状態じゃないかもしれない。思春期を迎えたら、親に話せない事もできるかもしれない。

そんな時に「親が知っている安心できる他人の大人」が子供の傍にたくさんいれば、子供はその中の誰かに自然と足を向けてくれるかもしれない。

わたしにはそういう他人がいなかった。いなかった故に外に出て変な大人にいいように使われたり、嫌な思いもたくさんした。社会勉強にもなったけどね。

でも、これって本当にわたしは運がいいのとたぶん根がめちゃくちゃポジティブだからそう思えるだけで、なんの事故にも合わずたいした心の傷にもならなかっただけで、きっとこういう経験で心を痛めてしまう子っていうのはたくさんいると思う。

だから、自分の子供達にはそうならないようにたくさんの大人と繋いであげるのがわたしの仕事だと思うし、わたし自身もそういう大人になりたいと思っている。

 

不登校児達にはそれぞれの事情と家庭がある。家庭によって不登校の考え方も様々だ。

そんな子ども達にわたしに頼って!って傲慢な気持ちは一切ないけれど、それでも、あそこにいたらいるおばちゃんにこの気持ち少し話してみようかな、って思えるような人になりたいな、と思っている。

 

家族の価値観だけが全てじゃないし、学校の価値観だけが全てではない。それはあなたを縛っていいものじゃないよ、というのをもし伝える機会があれば伝えて言ってあげたいな、そんな気持ちで不登校児の居場所のお手伝いをわたしは始めます。