はるちゃま齢34にして、小中学生対象の塾に通う事になった件
拙者、アイカツ大好き侍、齢34でござる。
人生って何があるかわからないもので、なんと、
拙者、小中学生対象の塾に通う事になったで候。
なんでこんな事になったかと言うと、遡れば娘が不登校になったところから始まるんだけど、それだと遡りすぎて話がめちゃくちゃに長くなるので
不登校になったくだりとかはこの辺を流し読みしていただくとして、そんなこんなで娘が近所の塾に通うようになったんだけど、そこの先生がとてもおもしろくて「勉強するよりも大切な事がたくさんある。何事にも興味を持つことが大事」と言う、どちらかと言うとわたしの考え方に近い方で、塾の方針としても「〇年生だからこれをやる」じゃなくて、やりたい事を見つけてどんどんやっていく、という感じで娘の性格とも合いそうだ、と思って通わせる事に決めた塾なわけなんですよ。
しかしですね、我が娘、ある時塾で勉強してる最中にASD特有の「嫌だと思ったら絶対にやらない」能力が発動してしまいまして、先生からの「今日は九九を覚えてみましょう」の一言で
「なんで九九なんて覚えなきゃいけないの??足し算で事足りるくない????」
という考えに固執してしまって、九九をやらせてくる塾には絶対行かねえ!モードに突入してしまったわけです。
さーて、困ってしまったのは娘の母こと、わたくしはるちゃま。
どうしたもんかなーとぼやっと考えているうちに塾への不登校(?)も1ヶ月ほど続いてしまいました。
そのあいだ、先生も心配して電話をくださったり、手紙をくださったり、娘の事を色々気にかけてくれていました。
わたしとしても
- 他人とのコミュニケーション
- 最低限の学習
これだけは不登校をしていてもやって欲しいことの大部分を占めるところで、特にわたしは家族以外の信頼できる大人を見つけること(親が顔見知りな事が大前提)がめちゃくちゃ大切だと思っていて(これは不登校しててもしてなくても関係なく思ってる)、家から徒歩で通える距離の塾の先生はこの役にピッタリだと思っていたので、娘にはこの塾に通い続けて欲しいと考えていました。
先生自身の考え方もとても柔軟だし、集団で授業するわけでもなく、勉強に飽きたら何をしてもいいし、なんなら勉強に飽きてその塾にあるたくさんの本やパズルなど何かしらに興味を持つと「まあ!素晴らしい!それじゃあそれやってみましょうか!」と言うような先生で、興味が無いことには見向きもしない、逆に興味のあることにはすさまじい集中力を見せる娘を「とても素晴らしい!」と褒めてくれる先生なので、きっと娘のためにはこういう人が近くにいたら色々娘のためになるだろうなーと思っていたので、辞めて欲しくないなあ、と思っていました。
そんなこんなで娘を説得、そしたら「ママも一緒に来て欲しい。それなら行く」と言われてしまい、今日は一緒に塾へ行くことになりました。
めっちゃ喋った
わたしは基本的におしゃべりをするのも聞くのも大好きで、色んな考え方とかその人の気持ちを知りたいなーと思っています。
前々から薄々気づいてたけどその塾の先生はめっちゃおしゃべりで、最初から最後までずーっと喋り倒してくれて、わたしもすごい楽しい!と思ってなんかよくわかんないけど意気投合してしまいました。
その途中で「娘が一緒に塾に来て欲しいと言っている、なのでしばらく同伴してもいいか」という質問をしたところ、
「まあ、それは素晴らしい!ぜひ来てください!お暇でしたら好きな事してくださって構わないですよ!」
とのありがたい言葉をいただき、えーじゃあ何しようかなあ!ランチョンマットでも作ろうかなあ!と言ったところ、それが先生に刺さったらしく
「それじゃあ刺し子なんてどうですか!楽しいですよ、わたしも大好きなんです!材料ならうちにたくさんあります!!」
ってことになって、じゃあやってみようかなー!と軽くやります!と答えたところ、じゃあ次には刺し子の道具用意しておきますねー!と相成って、結果わたしも塾に通う事になりましたw
いやほんと人生って何あるかわかんないね。
まさかこの歳になって娘と塾に通う事になるなんて!しかも教えてもらう側で!!笑。
ほんと、娘が不登校になってからというもの世間の常識からぶっ飛んだ人達に会う機会も増えたし、そんな人からおもしろいことを聞いたり誘われる機会も増えたので、ちょっぴり娘が不登校なのも悪くないなーとか思ったり。
教育機会確保法
2017年に教育機会確保法というものが成立しました。
参照ページ「教育機会確保法 不登校対策は」(くらし☆解説) | くらし☆解説 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室
国が公式に「学校に行けない子どもにも教育の機会を確保するよ!」って言ってくれるようになった心強い法律。(これについては今度思うところをブログにしたい)
だけど現状、法律が出来ただけで整備はほぼ進んでません。
法整備がもっと進んで、家での学習でも、塾での学習でも、民間のフリースクールでも、学校に行ったと同等の扱いをしてくれるようになることを不登校児の親としては望んでやみません。
多様な価値観のある時代に産まれた子供たちと、100年以上変わらない学校制度。
きっと今が過渡期なんだろうな〜。
そんなわけで、わたしは塾に通うね!
この歳で塾に通うのはワクワクしかないので、めっちゃ楽しみ!!!