自分ってずるいな、と思う
※若干重いです。アレな人は回れ右!(古い)
わたしが親と大げんかしてはや半年。
母とは和解を試みてみたり、その後も少し話し合うことはできないか?と声を掛けてみたり、暴言に近いLINEを送ってみたりしていることもある。
これは母に対して愛情があるだけではなく、「言いやすい」「この人はわたしを見捨てない」という自信があるからなのではないか、と薄々感じてきた。
というのも、わたしはあれから父と一言も話していない。LINEもブロックをして削除し、電話も着信拒否。
1度だけ子供たちが「じーじと話したい」と言うからこちらから電話をかけたことがあるが、それ以外は完全に没交渉。
あちらからわたしと話したい、といった話も一切出ていないようだ。
わたしは父に二度見捨てられている
上の通り、わたしは過去二度父に見捨てられた。
一度目は母からひどい暴力を受けていた頃。最初の頃の父は見て見ぬふりをし、でもいつかは助けてくれるんじゃないか、とわたしは心のどこかで思っていた。
「やりすぎだ、もういいかげんにしろ」
そう母を叱ってくれる日が来ると信じていた。
だけど現実はそんなに優しくなくて、ある日母に無理やり勉強させられ殴られ抵抗しているわたしを見た父は「お母さんの言うことを聞かないお前が悪い」と、わたしを殴った。
殴られる事に慣れてしまい泣かなくなっていたわたし(後に心理士さんに話したら「解離状態」というもので自己防衛していたらしい)だったけど、この時のショックはあまりに大きく、号泣した。
身体の痛みよりも心が痛いのと悲しいの、両方のが入り混じってわたしは泣き続けた。
「助けてくれるかもしれない存在」が「殺しにくる存在」に変わった瞬間、わたしは父に捨てられた、と思った。
二度目に見捨てられたのは至極簡単。
受けたくもない国家試験から2回落ちたその年。「薬剤師になれない娘は俺の娘じゃない」と言わんばかりに
「お前はもううちの家族じゃない。ひとりで生きていけ。帰ってくるな」
と言われた時。
親に言われて薬剤師になりたくもないのに通った大学、そして受けた試験。
落ちたら「お前は人間じゃない」と言われた。自尊心も住むところもなくなった。
こうしてわたしは父に二度見捨てられている。
そして、ずるいわたし
父は今、わたしのことを完全に見捨てているだろうと思う。
子供を不登校にし、仕事もできず、母に暴言を吐き、一回忌にも行かないバカ娘、というレッテルをわたしに貼って安心していると思う。
あの人は簡単にわたしを傷つけるし見捨てる。そこに愛はない。
そんな父にいくら「話を聞いて欲しい」「いつもわたしの気持ちを無視されてつらい」という話をしたところで彼には何も伝わらないし、感じてくれないと思う。
だからわたしは父と話さないし、そのかわりわたしを歪んだ形で愛していた母と話して彼女の傷を抉る。
本当に自分ってずるいなって思う。