不登校の娘を進学塾にぶち込むことにした話
我が家の長女ちゃんこと長女氏、不登校生活も1年を超え、学校にちゃんと行かない生活も板についてきた。
とは言え、引きこもり生活をしている訳ではなく、
- 学校(気が向いた時だけ)
- フリースクール(区営)
- 不登校児の居場所(民間)
- 児童館
- 近所の塾
- 友達の家
- 公園
- 習い事
などなど、本人曰く「私には行く場所が100ヶ所ある!」と豪語する程度には行く場所が増え、親から見ても毎日楽しそうに忙しく生きている。
娘が不登校になり始めた頃の1年前の我が家は、忙しすぎた。特にわたしが忙しかった。
外部での仕事と家事育児に追われ精神的にも余裕がなく、娘につらく当たることも多かった。
宿題なんかやって当たり前だと思っていたし(いやこれは語弊がある。やらなくてもいいけど、やらないなら正々堂々怒られてこいって言ってた)、時間割も揃えて当然。学校に時間通りに行くのも当たり前。当たり前の事を当たり前にするのが普通だ、と思っていた。その"普通"をこなしてもらわないと、わたしの仕事やその他の生活が回らない、と言うのも彼女に普通を押し付ける原因のひとつだったと今は思う。
でもそんな"普通"なんて本当はどこにもなくて、大事にしないといけなかったのは"その子にとっての普通"だったんだよね。
そんなこんなで「当たり前だ」と思っていた「毎日学校に行く」という事をわたしたち娘氏両親の脳内から一旦消去し、いかに彼女が楽しくそして将来的に困らないか?を考える方向にシフトしていって、結果的に進学塾にぶち込むという結果になった。
学校の授業がつまらない娘氏
娘が学校に行きたくないと言う理由は至極単純で「とにかく簡単すぎて授業がつまらない。」
ほかの時間(給食、休み時間)は楽しいようだけど、それを差し引いても学校は楽しくないようだ。
じゃあ逆に難しい勉強を教えてもらえればええんか?ってなって某フリースクール(ここもめっちゃよかった、ただしやる事が良すぎてめちゃくちゃに高い。補助金出してくれ!)の体験授業を受けに行った。
その日の授業は理科で、数日前の英語のコロナウイルスの論文をみんなで読み解いていく形の授業は、娘にとっては未知で、ものすごく楽しいようだった。(だけど諸事情でこの学校は断念)
勉強は嫌いではない娘氏。でも学校には行きたくない。この傾向はもしかしたら中学になっても続くかもしれない。実際はその時が来てみないとわからないけどね。
それでも、彼女の傾向として
- 知らない事を知ることに楽しみを感じる
- 初めてやる事はだいたい楽しい
- 同じような趣味をもつ子達と話すのが好き
というものがあって、これはもしかして中受をして本人のレベルに合った学校に入れるのが良いパターンなのでは…?となったので、
んじゃとりあえず進学塾のテスト(たまたまポストにチラシ入ってた)受けさせるか→娘本人「難しい問題で楽しかった!ああいう問題勉強してみたい!」→親塾に説明を聞きに行く→学校に行ってない分の勉強の土台作り+αが本人も楽しんでできるならいいんじゃないか?
ってなったので、そこの進学塾に入塾を決めた。
そこの教育方針が「新3年生は勉強を好きになること。楽しいと思うこと」というのも入塾させよう、と思えるところだった。
いやほんと、勉強嫌いになると一生勉強嫌いで辛い思いするからね…(昔無理やり勉強させられて未だに勉強にトラウマあるわたしの独り言)。
塾に通うことで土台の勉強+αが出来ることで、もうひとつのメリットがある。
それは
学校に行ってない日中「勉強しなくてええんか?」とか「せめて少しは勉強しようぜ」
とか言わなくて済むようになる事だ。週に数回の塾に習い事、こんだけやってればええやろ、みたいな心の余裕が親側にも生まれる。
これは本当に大きなメリットだとわたしは感じている。
そんなこんなで、学校が決めた"普通"からちょっぴりはみ出た娘が進学塾に行く事になった話でした。
うまくいくかどうかはやってみないとわからない。
彼女にとって、いい選択になりますように。ダメだったら次考える!!